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暮れなずむ春


ある私立高校の入試問題。

宮本輝の小説「星々の悲しみ」からの出題で、文中にある「暮れなずむ」の意味を

下記の五つの選択肢から選ぶ問題である。

①すっかり日が暮れて暗くなること
②徐々に日が暮れていくこと
③日が暮れそうでなかなか暮れないこと
④日が暮れるまでまだまだ時間があること
⑤夕暮れで空が赤く染まっていること

 

私の世代なら誰でも知っている「贈る言葉」という歌があって、暮れなずむ街の光と影の中」という歌詞で始まる。

しかし、「暮れなずむ」という意味を正確に理解している人は少ないように思う。「なずむ」というのは、なかなか前に進まないことを表す言葉だそうで、正解は、③の「暮れそうでなかなか暮れない」だ。よく耳にする言葉でも、本来の意味がわかっていないことがある。

 

最近、日足が長くなってきて、春めいてきた。暮れなずむ春の日に、あちこちで卒業式が行われている。

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