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卵と壁(複合関係副詞)


 英文法の一つに複合関係副詞というのがある。たとえば

 However tired she is,she always smiles.

   (どんなに疲れていても、彼女は笑顔を絶やさない)

 この文章は次のように書き換えることができる。

 No matter how tired she is,she always smiles.

 

  複合関係副詞を教えるときに、生徒たちに紹介する文章がある。

 作家の村上春樹氏が2009年イスラエル賞を受賞した際、現地で行ったスピーチの一節だ。

 当時、イスラエルのガザ侵攻が行われていた。

 「If there is a hard,high wall and an egg that breaks against it,

 no matter how right the wall or how wrong the egg,

 I will stand on the side of the egg」

 「硬くて高い壁とそれにぶつかっていく卵があったとしよう。

 その壁がどんなに正しくて、その卵がどんなに間違っていたとしても、私は卵の側に立つ」

 卵は個すなわち民衆、壁はシステムつまり国家や軍隊などのことを言うようだ。

 本来,民衆を守るべき国家などのシステムが民衆を苦しめている現状を村上氏は非難した。

 

 それから5年後、またガザで戦争が行われている。

 イスラエルは自衛のための戦争だと言う。

 一方ハマスも自己の正当性を主張している。

 どちらが正しくて、どちらが正しくないか、誰にもわからない。

 そんなことを主張しあっている間に、多くの人々の命が奪われている。

 大事なことは、今すぐ戦いをやめることだ。

 

 

 

 

 

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