塾長のブログ

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子を責む


期末試験も終わり、いよいよ夏休みモードに入ってきました。夏期講習に関する問い合わせも増えてきました。親御さんなら当然、子供さんに有意義な夏休みを送って欲しいと思われることでしょう。

何年か前、高校卒業後20周年を記念して同窓生が母校に集まるという催しがあり、恩師の授業を受ける機会がありました。国語の先生の授業は漢文で、お題は陶淵明の「責子(子を責む)」。

前略
有雖五男児  五男子(ごだんじ)ありと雖(いえど)も
総不好紙筆  総て 紙筆(しひつ)を好まず
阿舒已二八  阿舒(あじょ)は已に二八(にはち)なるに
懶惰故無匹  懶惰(らんだ)なること故(もと)より匹(たぐい)なし
中略
天運苟如此  天運 苟(いやし)くも此くの如くあれば
且進杯中物  且(しば)し 杯中の物を進めん

大意は、5人の息子がいるがみんな学問を好まない。長男は16になるが怠けることなら天下一品、次男は全く本を読まず、三男は数の計算ができない・・・等々、みんなろくなもんじゃない。しかし、これも運命だから、しょうがない。酒でも飲もう。
先生曰く、「題は「子を責める」で、子供たちへの愚痴が並んでいるが、詩に流れているのは子供への愛情。そういう子供たちを陶淵明は受け入れているんです。君らは一応優秀と言われたこともあるから、子供に対してもいろいろ要求することもあるだろう。そんな時はこの詩を思い出して欲しい。」

当時、長男の中学受験で悩んでいた私には、先生の言葉が心にしみました。また、この先生には中学1年から6年間教えて頂いたのですが、改めて、このような先生に出会えたことに感謝したものです。

学習塾 ビッグユー

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